マニュアル免許って必要?令和に取得するメリットを考える

 どうも、ちゃんくすです(^^)
 若者の車離れや高齢者による免許返納が叫ばれる昨今ですが、様々な資格について勉強していく内に、そういえば自分が最初に取得した資格は運転免許だったな〜と思い起こされます。

 私が免許を取得したのは18歳の頃でしたが、当時はマニュアル車、いわゆるミッションはまだまだ多かったですし、両親の車もそうだったので迷うことなくマニュアル免許を取得しました。

 しかし様々な理由により、現在の国内のマニュアル車の普及率は1割にも満たないとされており、マニュアル免許を取得する人も年々減少しています。

 とはいえ、ミッションを崇拝する愛好家(私を含め笑)も少なからず存在するわけで、魅力がないわけではないと思います。

 そこで今回は、マニュアル車の魅力やマニュアル免許を取得するメリットをご紹介したいと思います。

 少しでも多くの方がマニュアル車の魅力を知り、興味を持って頂ければ幸いです⊂( ・ω・)⊃ブーン

①マニュアル免許ならオートマも運転できる

 まず第一に挙げるべきは、マニュアル免許であればオートマ車も運転できるところでしょう。
 逆に言えば、オートマ限定の免許しか持っていない場合はミッション車は運転できないということです。

 これは、オートマ車は右足でアクセルとブレーキさえ操作できれば運転できるのに対し、ミッション車はシフト操作、クラッチ操作があるためオートマ車より運転に技能が必要であるためです。

 そして、大は小を兼ねるではないですが、どんな物事でも片方だけではなく両方使えた方が有利です。
 もちろん、マニュアル免許の方がオートマ限定に比べて教習代が多くコストが掛かりますが、せいぜい1~2万程度で大した額ではなく、教習時限に関しても大差はありません。

 私も私有車はずっとミッション車ですが、仕事では当然オートマに乗る機会の方が多いです。
しかし、たまにミッションを運転しなければならない場面もありますし、そういった場面でも当然のように運転できることは一種のアドバンテージにもなり、どちらも運転できて良かったと思います。

②将来、バイクや大型車に乗る際に有利

 私は、20代の頃に大型自動二輪と大型免許を取得しましたが、普通免許をマニュアルで取得していればこれらを取得する際に有利に働きます。

 まず大型免許に関しては、基本的にオートマ限定の大型免許というのは存在しません。そのため、取得する前にオートマの限定解除をする、もしくは大型教習を受けながら限定解除をする、のどちらかを選択することになります。

 つまり、マニュアルの知識・技能がなければ大型免許を取得することは不可能なのです。

 これは、そもそも大型車には純粋なミッション車かクラッチ操作等はないが構造的にミッションのオートマ車しかなく、普通自動車のような純粋なオートマ車が存在しないからです。

 もちろん、誰でも大型免許を取得するわけではないですが、運送業のトラックドライバーや路線バスのドライバーには必要になりますし、いざ取得したいと思った時にマニュアルの技能があれば比較的容易に教習を進められることになります。

 また自動二輪に関しては、大型と違いオートマ限定の免許が導入されているので、AT限定免許を取得すればスクーターやスーパーカブなどのバイクに乗ることはできます。
 しかし、当然ネイキッドやスーパースポーツ、アメリカンなどの ザ・オートバイ と言えるクラッチ操作が必要な車種には乗ることができません。

 オートマ限定でない自動二輪に乗りたいと思った時に、もし先にマニュアルの普通免許を取得していれば、クラッチ操作の知識は習得できているはずで、ただ手と足の操作が逆になっただけなのでこちらも比較的容易に教習を進められるでしょう。

③エンブレを効かせやすい&惰性で燃費向上

 ベーパーロック現象、フェード現象はご存知でしょうか。どちらも長い下り坂などでフットブレーキを使い続けることによるブレーキの一時的な故障ですが、これらを防止する一般的な方法としてエンジンブレーキを利用することが挙げられます。

 エンジンブレーキは、アクセルをオフ(踏み込まない)することによりエンジンへの燃料供給が止まり、惰性だけでタイヤが駆動している状態を作ることで速度を減少させる方法です。

 そして、ただアクセルを離すだけでなくシフトダウン(ギアを落とす)することで、より強く速度を落とすことが可能です。

 ミッション車はこのエンブレを効かせやすいので、長い下り坂はもちろん、平地であってもブレーキを多用することなく速度を落とすことが可能です。

 しかし、任意に全てのギアを設定できるミッション車と違い、オートマ車は一般的に設定できてもD(ドライブ)から2L(2速)、L(ロー)程度しかないのですが、エンブレの効きが非常に悪く扱いにくいです。

 そのため、下り坂ではミッション車のようにエンブレを効かせて緩やかに下っていくことができず、頻繁にブレーキングすることを強いられるので、ブレーキパッドの磨耗を促進させ、最悪ブレーキが効かなくなってしまうのです。

 またミッション車は、クラッチを切ることによりタイヤに動力を伝えないようにすることで、エンブレが効いていない状態でそのまま惰性で走ることが可能です。(オートマ車でこれをやるにはシフトをニュートラルに設定しなければならない)

 この操作をすることで、例えば平地では慣性の法則、下り坂では重力で速度をコントロールすることができるので、無駄な燃料の消費を抑えることが可能です。

 特に私も、燃料がエンプティ手前のギリギリの状態などではこれを多用することで、今まで幾度となく難を逃れてきました(笑)

 半クラで微調整するなど、クラッチをうまく利用することで最適な速度・燃費を維持することができるのは、ミッション車の大きなメリットだと思います。

④とにかく運転が楽しい!そして居眠り防止にも

 これまでいろいろと述べてきましたが、私が一番言いたいのはやっぱりミッション車の方が純粋に運転が楽しいということです。

 半クラで細かな動きや坂道発進をしたり、自らの判断でギアを操作し最適なシフトチェンジでうまく車をコントロールするなど、正にいま自分が車を運転しているんだと実感することができるからです。

 また長時間のドライブ、特に高速ではどうしても眠くなってしまうものですが、ミッション車では比較的多くの動作を求められるので眠くなることはあまりありません。

  特にバイクの場合は、風を感じながら身体全体を使って運転し、常に危険と隣り合わせの緊張状態にあるため眠くなることはなかったと思います。(お尻は痛くなりますが笑)

 このほか、確かに渋滞にはまった場合などは、頻繁に多くの動作を強いられるので煩わしく感じられることもありますが、オートマ車のように単調な動作では何の面白味もありません。

 自動車など、ただの移動手段に過ぎないし車にも興味ないから面白味など必要ない!と言われればそれまでですが(笑)、せっかく自分で運転するのですから少しでも楽しめた方が私は良いと思います。

 とは言え、便利になればなるほどそれは機械的なものになり、楽しさや充実感は薄れていってしまうものなのかも知れませんが。。(例えば車より馬に乗る方が楽しいと思います。乗馬の経験はありませんが笑)

 しかし、今のところ日本ではまだマニュアル免許はなくならないと思うので、この記事を読んで少しでもミッション車に興味が湧いた方は是非マニュアル免許を取得して、より楽しいカーライフを送って頂きたいと思います(^^)

ちゃんくす

30代クルマ・バイク好き。新しいことに挑戦したくていろいろ手を出しています。主に自動車や資格関連の記事を書いているのでお役に立てれば幸いです。

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