30代高卒が働きながら通信制大学へ挑戦した軌跡

 どうも、ちゃんくすです(^^) この記事では、30代前半の私が通信制大学に挑戦するまでの経緯と持論、入学してからの軌跡をだらだらと書いて行こうと思います。
 ちなみに挑戦する段階での私のスペックとしては、高卒で就職し、20代後半で結婚、幼い子供2人を育てています。
 同じように30代社会人として通信制大学を目指そうとしている方のモチベーションアップや参考になれば嬉しいです。

2023年春 転職を決意し、そのために学位取得が必要と考える

 もともと私の考えでは、社会人として生きていく上で大卒資格が必要かということに疑問を持っていました。大学生のイメージとして、「バイトに明け暮れてあまり勉強できていない」という偏見があったからです(笑)そしてそんな私自身、母校は進学校ではありましたが、家庭の事情や自身のやる気の無さで周りは進学一択であるにも関わらず、ただ一人就職の道を選びました。

 しかし、勤続10年も過ぎ30代を迎えた頃、大きな役職の変化があり、それに伴う勤務の多忙さや人間関係への疲弊、勤務内容及び給与面で納得できないと感じることが多くなりました。
 その結果、それまではただ漠然と働いてきましたが、その時はじめて今の組織で働くことへの疑問と転職したいという気持ちが芽生えてきたのです。

 それからというもの、暇さえあれば様々な業界を調べ、閉鎖的である今の職場では知る機会のない業種を知っていく中で、会計の仕事に興味を持ちました。その理由については多岐に渡りますが、地道な作業が自分には向いていると思ったのが一番です(笑)

 とは言っても、今さら会計士を目指すのは現実的に不可能ですし、勉強と家庭の両立も困難であるのは明白でした。そこで知ったのが米国公認会計士であるuscpaの存在でした。日本の公認会計士と比べて取得までにかかる学習時間が少なく、また英語は得意とまではいきませんが興味は大きくあったので、とりあえず挑戦してみようと思いました。
 しかし、uscpaについて調べていく内に、最終的にライセンスを取得するためには大卒資格(4年制)が必要であることを知ります。。。

 まぁ、転職を考えていく上で、将来的にuscpaになろうとなるまいと、昨今の大卒が当たり前になった時代において高卒30代スキル無しのおっさんを引き取ってくれる寛容な会社など存在しないとも思い、まずは最低限として学位取得を目指し、仕事と両立可能な通信制大学の入学を決意したのでした。(^^)
 

そもそも通信制に通う意味とは

 通信制大学と一口に言っても、全国には数多くあります。私のような素人でも分かるような有名大学もあれば、聞いたことがない非凡な名称のものもあります(笑)有名どころで言えば、サイバー大学や放送大学といったところでしょうか。

 しかし、よく言われるのが「通信ならどこに行っても同じ」ということです。確かに基本的にどの通信制も、高卒資格等あれば試験を受けることもなく誰でも簡単に入学することができます。また、通信制というだけで通常の課程に比べて卒業までの難易度が低く、就活では使えないので意味がないという声も聞きます。

 正直に言えば、そもそも入試も受けず入るわけですから、もともとの学力を考えればその通りかもしれません。しかし、だからこそ卒業するにはその分努力しなければならないのも確かでしょう。
  更に言えば、私のように働きながら学習する社会人も多いので、むしろ卒業までの難易度は高く、実際に通信制の平均卒業率は毎年20%に満たない状況で、通常の通学課程と比べると圧倒的に低いことが分かります。

 では、通信制に通う意味とは何なのか。

 それはもちろん、学位の取得が大前提としてありますがそれだけではないと思います。わざわざ4年も掛けて、多くを犠牲にしながら学ぶのですから、単なる資格以上の価値を求める必要があります。
 それはずばり、「知識を学ぶ楽しさを知る」だと思います。
 これは通信制に限ったことではないかもしれませんが、通学課程の学生であれば志の高い人間もいれば、周りからのプレッシャーや右へならえの精神によって大学進学をする人間も一定数いることでしょう。私の同級生でもそういった人間が散見されました(笑)

 しかし、通信制に通う多くの社会人は、自らの意志で入学することを選択し、少なくとも始めの内は高い志を持って学習に臨むはずです。その中で、今まで知り得なかった分野の知識を学び、純粋に学ぶことへの楽しさを知ることができます。
 そしてそれは、遅まきながら人生のターニングポイントにもなり得るし、将来的に継続して学習に打ち込める動機付けにもなるでしょう。

 つまるところ、通信制大学に通うことに無意味さはなく、むしろ多くの可能性を秘めていると言えます。自分の可能性を広げるのに何歳であろうと遅いなんてことはありませんっ(笑)重要なのは、やるかやらないか。まさに「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」ですね(^^)

2023夏 初めての出願、まさかの短大へ。。。

 様々な通信制大学を調べていく中で、やはり「どこに行っても同じ」ではありませんでした(笑)例えば、学費や学部もそれぞれ違えば、オンラインスクーリングの有無やリポートの提出方法、単位の取得方法などです。

 そして結論から言うと、私は自由が丘産能短期大学へ出願しました。

https://www.sanno.ac.jp/tukyo/

 「4年制じゃなくて短大へ?」と思われるかも知れませんし、ご存知の方も多いと思いますが、産能大学では、まずは2年間の短大を無事卒業してから4年制の3年次へ編入という形で再度入学する方が多いのです。
 その理由としては、いきなり4年制に挑戦してしまうと、その期間の長さから途中で挫折してしまう可能性が非常に高いからです。そうなってしまうと、せっかく途中まで頑張ってきたことが無駄になり、学位も取得できず終わってしまいます。

 しかし、2年間の短大からスタートすれば、卒業までは半分の期間で済みますし、心変わりして4年制へ編入しなかったとしても短期大学士の学位は残ります。そして、もし再びやる気になった際には、また入学すればいいだけの話です(^^)
 このシステムが産能大の圧倒的な卒業率を支えている理由の一つです。

 このほか、個人的に魅力を感じた部分は、リポートの難易度の低さです(笑)
 これも卒業し易いと言われる所以ですが、既にこの段階で実際に学習を進め、いくつかリポート問題を解いてみたのですが、普通に学習していればすんなり答えが分かるような問題ばかりで、ひねくれた問題は皆無でした。

 更に問題の量も、テキストの内容量に比して非常に少なく一瞬で終わってしまいます(笑)確かにこれならば、リポート提出が容易になり、その後の科目試験から単位取得までスムーズに進められそうです。

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単位認定制度を知り、簿記3級取得を目指す

 また、大学を卒業するためには、定められた量の単位を取得しなければなりませんが、全ての科目を徹底的にやっていては、取れる単位も取れなくなってしまうでしょう。
 「知識を学ぶ楽しさを知る」とは言いましたが、全く興味の無い分野まで無理に楽しむ必要はありません(笑)大前提である学位取得のためには効率的な単位取得が求められます。

 そこで知ったのが産能大学の単位認定制度です。
 国家資格を始め、簿記やTOEICといった民間資格など様々な資格が単位認定できます。大学では30単位、短大では15単位を上限として認定可能です。

 しかし、私は出願時点では単位認定可能な資格はTOEICのみしか持ち合わせていませんでした(笑)
 そこで思い立ったのが、入学までに簿記3級を取得することです。

 「なぜ今さら簿記なのか?」
 経理業務などしたこともなければ見る機会も今までなかった私が、そう思いたった理由は2つです。

 1つ目は、数ある資格の中で最も汎用的に価値があり、uscpaにも通ずる部分が多いと思ったからです。
 そもそも会計士や税理士というのは簿記の上位資格であり、最終的にこれらを取得するためには理解しておかなければならない資格です。私は、uscpa取得を思い立った時にこのことは分かっていましたが、日本の公認会計士とは似て非なる米国公認会計士になる上では、必ずしも必要ではないと判断していました。

 しかし、産能大学に出願することを決意し、数あるコースの中で、数字そのもののセンス?(笑)を向上させる「数字センスアップコース」を選択した際に、「簿記3級を目指す」という科目を発見します。これが2つ目の理由です(笑)

 最も興味のある分野であるにもかかわらず、わざわざ科目の1つとして履修し、リポートから科目試験まで受けるくらいなら、端から資格を取得して単位認定してもらった方が圧倒的に有意義だと思い、入学後の単位認定申請に間に合わせるべく、簿記3級取得のため勉強を開始したのでした(^^)

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