どうも、ちゃんくすです(^^)
この記事では、私が行政書士資格に興味を持ち一念発起して学習を始めた結果、無事に一発合格を果たすまでの軌跡や、私が実践した具体的な学習方法、合格を掴んだノウハウを書いています。同年代で行政書士の学習をされている方の参考になれば幸いです。(合格してから記事を書くまでかなり期間が空いてしまったので忘れかけている部分はありますがご容赦ください、、(;’∀’))
目次
なぜ取得しようと思ったのか?
他の記事でも似たようなものをあげていますが、やはり30代を迎え将来に対する不安や漠然とした転職欲求から、国家資格の一つでも持っていて損はないと思ったのがきっかけです。更に言えば、行政書士資格は法律系の国家資格の登竜門であり、これまで全く法律に関する知識がなかった自分にとって学習を進めていくことは非常に刺激的で面白そうだと思ったからです。
ちなみに学習期間は、3月頃から始めて11月試験だったのでおよそ8か月といったところです。
独学で合格は現実的か?(+持論)
私も学習を開始するにあたり、まず独学で合格することが果たして現実的なのかどうか考えました。結果的には幸いにも現実のものとなりましたが、いま改めて考えると十分現実的だったと思います。
理由としては、独学の方が圧倒的に学習の自由度が高く、時間とお金を無駄にすることがないからです。もちろんスクール等に通ったり通信講座を受講すれば、その年の出題傾向を踏まえて最適な学習を進めてもらえるとは思いますが、今の時代は自分で調べようと思えばいくらでも調べられますし、YouTubeなどに良質な学習動画があったり、オンラインスクール自体も無料の講義動画を出していたりするので正直それで充分まかなえます。
また、出題傾向というのは飽くまで傾向であって本番どんな問題が出るかは誰にも分りません(笑)なんなら大ハズレする可能性も大いにあるのであまり鵜呑みにはできません。。。であれば、自分にあった学習方法で無駄なく学習する方が良いと思います。
それに結局は本人のやる気次第なので、高いお金を払ってスクールで学習しようと、コツコツ独学しようと結果は変わらないと思います。お金が掛からない分、精神的にも経済的にも独学が圧倒的です(笑)
具体的な学習方法
テキストの読み込みと問題集が基本!(基礎固め)
どんな資格学習においてもそうですが、最初はやはり市販のテキストを購入してひたすら読み込みインプットしつつ、問題集でアウトプットすることを繰り返すほかありません。
私は一つのテキストとそれに対応する問題集をおよそ1か月強のサイクルで全て読み、解き進めるということを何度も繰り返しました。

私が使用したテキストは、LECの「行政書士合格のトリセツ」というもので、絵や図解が多用されており初学者でも非常に分かり易く、民法や行政法など法律ごとに分冊となっているので学習を整理して進め易かったです。
出典:https://www.amazon.co.jp
また、このテキストは同じくLECの「行政書士合格のトリセツ 基本問題集」とリンクしているので、テキストで学習した部分を直ぐに問題集でアウトプットすることが可能となり基礎固めにはもってこいでした。
六法全書は要らないがコンパクトなものがあると便利

正直、学習を通して一番使ったのはこれかもしれません。これは、先ほどのLECのテキストに付属している行政書士試験用の六法なのですが非常に使い勝手が良かったです。試験範囲の法律が網羅されていて且つコンパクトなので、気になった条文等あれば直ぐに確認できます。
また、忘れかけてる部分などがあれば確認して素読することで、しっかりと記憶に定着させることができたと思いますし、後述する記述対策にもなっていたと思います。
記述学習をすることで更に理解を盤石なものに
毎年の行政書士試験では合否を分ける鬼門と呼ばれる記述ですが、正直言って記述対策に専念することはあまり賢いとは言えません。
なぜなら、予想模試や近年の傾向から出題予想や対策をしていても、かなり昔の判例から無理やり取り出してきたような意味不明な問題を出してくるからです(笑)正直私も試験開始直後、まずは記述を見た瞬間フリーズしてしまいました。。(笑)
とは言え、まったくしないのは良くないのと、重要なことは記述の学習をすることで更に深い判例の知識や法の原理・原則への理解を深めることができることです。
少し話は脱線しますが、行政書士試験を合格するのに最も重要なことは単なる知識を覚えるのではなく、判例から法の原理・原則を理解し、それを応用してどんな問題にも対応することだと思います。
毎年全く同じ問題は出ないですが、似たような問題は大量にあります。判例などから生み出された法の原則さえ理解していれば、たとえその問題を知らなくても答えを導き出すことができます。なので記述対策というよりも、試験全体への対策として記述学習をすることは理にかなっていると思います。
出典:https://www.amazon.co.jp
私が使用した記述対策本は、これまたLECの「出る順行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集」というものです。(※決してLECの回し者ではありません(笑)単にLECが分かりやすいだけです(笑))
これには、図解などはなくシンプルな作りになっているのですが、ある程度基礎が固まってきた人なら理解できるように適切な解説がなされています。なので、私も確か7月か8月くらいに購入して始めたのですが、それまで基本テキストの読み込みをしっかり行っていたおかげですんなり理解できるようになっていたと思います。
そこからは、基本テキストからバトンタッチする形でメインの学習本とし、解答や理論をほぼ完全に記憶・理解するまで何度も反復してやり続けました。
模試(公開模試)はやるべきだが1回で十分
毎年、多くの学習塾などが公開模試を全国各地で企画していますが、何度も何度もわざわざ模試をしに行くのは正直時間の無駄です(笑)その時間があれば、自宅でテキスト読み込む方がよっぽど学習効率が良いです。
模試というのは、飽くまで自分の学習の理解度をチェックするためのものであって、何度もチェックしても無意味だと思うからです。
しかし、最低でも1回は模試をするべきだと思う理由は、これもどの資格試験にも言えることですが試験本番のリハーサルに活用できるからです。いきなりぶっつけ本番だと、やはりスムーズに問題を解いていくことは難しいでしょう。試験というのは時間との戦いなので、1分1秒の価値が非常に重くなります。
そこで、問題を解く順番や、1問に掛ける時間を決めることは当たり前ですが、いちいち時間を計ったり考えなくてもそれが自然とできるようにしなければなりません。模試を活用することで、例えば時間が足らなかった場合は、どこに無駄な時間を使っていただとか、この順番でやれば自分はスムーズに解答していけるな等、試験本番で最大限の力を発揮できるようになります。
私は8月に1回公開模試を受けましたが、もちろんその後も基本学習の合間を使って、定期的に市販の予想模試や過去問を自宅でやってみて、時間感覚など試験本番のイメトレを行いました。
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ちなみに使用した予想模試は、またしてもLECの「出る順行政書士 当たる!直前予想模試」というものです。(自分でも回し者なんじゃないかと思ってしまうくらいLEC好きです(笑))
無料アプリやYouTubeでスキマ時間を充実させる
自宅でまとまった学習時間が常に取れれば良いのですが、行政書士試験を受験される方のボリューム層である年代の方は、お仕事や家事育児等に追われる毎日を過ごされている方も多いと思います。。。(´;ω;`)(笑)

行政書士の場合、初学者だとその総学習時間は800時間だとか1000時間が目安だとよく言われますが、正直あてにならない目安とは言え、やはり量もこなさなければ受かるはずもありません。
私の場合も日によって学習時間もまちまちで、いちいち計ってないので正確には分かりませんが、500時間以上1000時間未満ほどだと思われます。何事も一朝一夕ではなく継続が全てですので、1日にだらだら学習するのは効率が悪いと思いますが、それでも1日たりとも学習を休むべきではありません。受かりたいなら少しの時間でも毎日継続して続けていくべきです。
そこで、例えば通勤中やお昼休みの時間などに無料アプリを使って過去問を解いてみるだとか、自宅で食事中にYouTubeを見て理解を深めるなど、1日の中で学習に使える時間というのは限られてはいますが意外とあったりすると思います。
ちなみに私は冗談抜きで使えると思った時間はフルに使ってました。(勤務中はしてないですよ!(笑))特に先述した無料アプリとYouTubeは多用していたと思いますが、特にアプリに関しては、「ノウン」というアプリを使うとLECの基本問題集がそのままアプリ上でできちゃうので、やっぱりLECがオススメですね(笑)
ノートはとらずにメモアプリを活用!
私は社会人になってからというもの、ことあるごとにメモをとらないと気が済まないタチでした(笑)仕事上では未だに紙のメモや手帳を併用していますが、やはりスマホのメモアプリは場所を取らずに確実にメモをデータとして保存できるので重宝します。そのせいなのか、気づけばメモアプリを使って試験対策用のメモを構築していました(笑)
試験対策用といっても、逐次、自分が気になった内容や気付きなどをだらだらと記していっただけなのですが、意外とこれが復習するのに向いていました。
知識として広い範囲をカバーするためには、極力取りこぼしの無いようにしなければなりませんが、わざわざ仰々しくノートをとってまとめるのは時間がもったいないです。それが性に合っているという方もいるかもしれませんが、試験で必要なのは120%の完璧な知識ではなく、問題からヒントを得て眠っている知識をひっぱり出すことだと思うので、そういう意味ではちょっと気になってメモに書き連ねた知識の山というのは丁度良いのです(笑)

ちなみに私はここにあるようなメモが、スクロールしても延々と終わらないほどあります(笑)
試験直前の頃は、それまで書き溜めてきたこれらのメモを、毎日寝る前に30分近くかけて全て目を通していました(笑)
諦めずに自分を信じてやり続ける

結局は根性論かよと思われるかもしれませんが、やはり何事もメンタルが全てです(笑)
私も自分の学習方法や進捗状況に疑問を持つこともありましたが、それでも自分を信じて試験本番まで走り抜けました。試験前日の夜は特に精神的にしんどかったのですが、ある行政書士YouTuberの方が試験直前動画の中で「絶対に諦めたらだめだ」というようなことを言われていて、とても励まされて涙が溢れた記憶があります。
この記事を書いたのは、そうやって自分も励まされて何とか試験を終えることができ無事に合格したので、今度は自分が励ます側になれれば良いなと思ったからです。他人の言うことを全て鵜呑みにするのは良くありませんが、何かしら目標達成のためのヒントがあるはずなので、この記事も目標を持たれている方の一助になれば幸いです。(^^)
試験について書きたいことはまだまだあるので、今度はもう少し掘り下げて試験当日の過ごし方や試験の進め方なども書けたらいいなと思っています!
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